|
|
||||||
|
|
内容的にも金額的にもきてやこうて屋史上TOP3に入る超豪華作品が誕生いたしました。ファーストコンタクトはお客様からのお電話だったのですが、その後にお送りいただいたレイアウト書と、それに伴う、原画や資料一式を見て、お客様の並ならぬ気合を感じました。女性のお客様です。
レイアウト書を拝見したときは、製品刺しゅう(原反からではなく、出来上がった服へ刺しゅう)としては不可能だと感じました。それでもお客様の熱い意志を受け、何とか限界にチャレンジできました。おかげさまで、またひとつ匠の階段をひとつ登ることができました。
常々感じるのですが、一流のお客様と一流の作成者が対になれば大きなものが生まれると信じております。今後も一流のお客様にお声がけをいただけるきてやこうて屋でありたいと感じております。
とても綺麗なグラデーションです。ネット上の写真からではなく、お客様が描かれた画像より型興しをいたしました。
アイデアも独創的です。流水紋の上にいろいろな形の花びら、そして舞い飛ぶ蝶、その上に一番大事な柱文字が鎮座いたします。流水紋の組み上げも苦心いたしました。
この前身、左右身ごろにまたがる彗星が製品刺しゅうの限界を超えました。①ジャストで、左右をあわせること、②そして、生地端から2mm手前くらいで刺しゅうを止めること、③そして裏地をはずしての作業でしたので、再度裏地が取り付けれるようにボタンホールを分解して、裏地似貫通することなく、刺しゅうを打ち込むこと、この3点が最大の山場でした。無事決まったときは涙が出ました。
この核心部分に着手する1週間くらい前から普段味合わない、緊張感が続きました。絶対に成功すると、自身に暗示を掛けて、成功のイメージを膨らませました。
とても綺麗ですよね。絶対的な刺しゅうの打ち込み料は目を見張るわけではないですが、アイデアが凄すぎます。
全てお客様からの画像指示の元での作業となりました。こちら側のアレンジはほんのわずかです。
彗星の光った感を刺しゅうで表現するのに、糸の色だけでなく、データー作りの段階から取り組みました。
|
|
||||||
|
|